旧車によくあるオーバーフロー。
キャブ内のガソリンが多過ぎて大気にあふれてしまう症状です。
原因は多数ありますが
・タンク内のごみがキャブに混入
・フロート(特に真鍮製)の穴開き
・油面の調整不良
要はフロートバルブが閉じられないために溢れ出すのが主な原因です。
あとたまにあるのがオーバーフローパイプに穴や亀裂が入っているのこと。
上記は目視で大体わかるので何とかなります。
どうしても、どーしても漏れることがあります。
何度もチェックしおかしいところが一切ない、もうあとは世界がおかしいとしか考えられない!
しかし発狂寸前で何とか原因を突き止めました。
それはフロートチャンバー。
フロートチャンバー自体が漏らしている。
フロートチャンバーに巣穴があるのです。
下の動画をご覧ください。
フロートチャンバー単体にしてガソリンを入れます。縁が湿っています。
ティッシュで何度拭いても、中からじわりと湿ってくる。
パッキンを交換してもその辺りから滲んでくる場合はそのケースが多いです。
解決策としては、タンクのコーティング剤でコーディングしちゃいます。
うちではワコーズのタンクライナーを使用。
僕のCB72はこれで5年以上問題ありません。
オーバーフローで発狂寸前の方は確認してみて下さい。きっとそれが原因ですよ。
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